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2026-06-29

<消費税> 食料品の消費税はどうなる?「実質ゼロ化」案の全体像

 

開業支援を明石で行っています。神戸規志税理士事務所です。

 

今回のテーマは、

『<消費税>

食料品の消費税はどうなる?「実質ゼロ化」案の全体像』です。

 

生活必需品である食料品の価格高騰が続くなか、

超党派の「社会保障国民会議」の実務者会議では、

食料品の消費税率を現行の8%から引き下げ、

所得に連動した給付金を中低所得者に支給することで、

税負担を「実質ゼロ」にするという案が提示されました。

 

現役世代の手取りを増やすことを主眼に置いたこの減税案は、

これからの税制と社会保障のあり方を占う

重要な議論として注目を集めています。

 

□■━━━なぜ「0%」ではなく「1%」?━━━■□

今回の案では、来年4月から2年間限定で、

食料品の消費税率を1%に引き下げることが提案されています。

 

当初期待されていた

「税率0%」ではなく「1%」とされた背景には、

レジシステム等の改修に要する期間の問題があります。

経済産業省の資料によると、税率を0%にする場合、

インボイス対応や非課税取引との区別などの課題から、

システム改修に最大1年程度を要します。

一方、1%案であれば約半年での導入が可能であり、

よりスピーディーな実施を優先した内容といえるでしょう。

 

□■━━━2029年は「8%回帰」で大増税?━━━■□

今回の減税措置は恒久的なものではなく、

2029年3月末までの「つなぎ」の施策として位置づけられます。

2029年4月からは税率が元の8%に戻され、

同年秋からは所得に連動したきめ細かな給付制度を

本格導入する計画です。

 

【議長案のポイント】

<2027年4月1日>

食料品の消費税率を2年間限定で8%から1%に引き下げ

 

<秋頃>

中低所得者を支援する

「所得に連動したきめ細かな給付」を先行導入

※1%分を給付の財源に充てることで「実質ゼロ」を実現

 

<28年秋頃>

所得に連動した2回目の給付

※1%分を給付の財源に充てることで「実質ゼロ」を実現

 

<29年3月31日>

減税終了。

食料品の税率を再び8%に引き上げ

 

<秋頃>

所得に連動したきめ細かな給付を本格導入

 

この方針に対し、一部の野党からは

「2年後に突如8%へ引き上げるのは大増税となる」

との強い反発が出ています。

減税に伴う現場対応の負担軽減に加え、

減税終了後の負担増に対する懸念をどう払拭できるか

についても今後の大きな焦点となるでしょう。

 

□■━━━まとめ━━━■□

今回の改正案は、システム上の制約から

「1%+給付」という形をとっていますが、

期限終了後の8%への回帰を含め、

長期的な家計への影響には不透明な部分も残されています。

 

国民生活に直結する政策だけに、

単なる一時的な負担軽減に留まらず、

持続可能な社会保障制度との

整合性を備えた深い議論が求められています。

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