税理士業界で10年以上、延べ500名を超える経営者の相談を受けてきました。
当時は「税理士は税務の専門家」という考え方が根強く、私自身も経営支援には踏み込まずにいました。
しかし、目の前の経営者から「税務以外の経営の悩みを相談できる人がいない」という声を何度も聞く中で、この課題を解決できるのは、数字を扱い経営者に最も近い位置にいる税理士だと強く感じました。
そこで経営支援を本格的に学び、経営コンサル会社の設立と同時に税理士事務所を独立開業。
経営者の不安を共に解決する伴走者としての道を選びました。

私たちの事務所が最も大切にしているのは「人を見る」という姿勢です。
お客様や従業員、そのご家族まで含め、数字の背後にいる人の想いに寄り添うことを常に心がけています。
利益や効率だけでなく、挑戦の背景や生活のリアルに目を向けることで、初めて本当に役立つ支援ができると信じています。
そして、その先にある未来に希望を届けることが私たちの使命です。
経営者が安心して挑戦できる環境をつくり、従業員が誇りを持って働ける場を育み、地域に貢献できる組織であり続けたい。
それが私たちの理念です。

経営者の相談に数多く乗ってきた私ですが、自身が独立した当初はまさに迷走しました。
やりたいことがあるのに時間が足りず、売上も伸びず、利益の増やし方すら見えない。
このままで一年後はどうなっているのだろうかという漠然とした不安に押しつぶされそうでした。
そんな状況を打破したのが「計画」でした。
月次予算を立て、手取り額から逆算して必要な売上や集客件数を具体化することで、行動に自信が持てるようになったのです。
これは趣味の筋トレと同じで、大会に向けて食事やトレーニングを計画するから成果が出るのと同じ。
経営にも「計画」が必要だと身をもって学びました。

私は明石に在住し、現在も明石で子育てをしながら仕事に励んでいます。
二人の息子を育てる父として、同じ子育て世代の経営者の悩みや生活感覚は肌で理解できますし、気軽に話せる存在でありたいと考えています。
税理士の平均年齢は60歳を超えており、同年代で気軽に相談できる税理士はまだ少ないのが現実です。
だからこそ、私は同世代の経営者と一緒に悩み、挑戦し、成長していける関係を築きたいと思っています。
明石という地元を活性化させ、共に未来をつくることが、私自身のやりがいです。