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2025-08-11

<年収の壁> 税制改正による「年収の壁 ビフォー・アフター」をおさらい!

 

明石で起業家支援を行う神戸規志税理士事務所です。

 

今回のテーマは、

『<年収の壁>

税制改正による「年収の壁 ビフォー・アフター」をおさらい!』です。

 

「年収の壁」の見直しに伴い、

2025年は扶養内で働く人にとって

大きな転換期を迎えることとなります。

 

今回の税制改正によって、

「結局のところ、年収の壁はどのように変化したのか」

について確認しましょう。

 

□■━━━【改正前】103万円の壁と150万円の壁━━━■□

今回の税制改正が行われる前は、

所得税では「103万円の壁」と「150万円の壁」の

2つがありました。

 

  1. 103万円の壁

大きく分けて、「本人にとっての壁」と

「扶養内で働くための壁」の2つに分かれます。

 

「本人にとっての壁」とは、

自らの給与年収が103万円を超えた場合に、

自分自身に所得税がかかる可能性が出てくるラインのことです。

「扶養内で働くための壁」とは、

自分を扶養する親などが「扶養控除」を適用できるよう、

被扶養者である子などが意識すべき年収の上限のことです。

 

  1. 150万円の壁

世帯主などが「配偶者特別控除」を満額適用する場合、

被扶養者となる配偶者が意識すべき年収の上限です。

 

□■━━━【改正後】細分化される「年収の壁」━━━■□

税制改正によって、従来の「年収の壁」に

以下の変更が加わることとなります。

 

  • 「給与所得控除額」の最低保障額引上げ(55万円→65万円)
  • 所得に応じた「基礎控除額」の引上げ
  • 19歳以上23歳未満を対象とする「特定親族特別控除」の創設

 

これにより、税制改正後の「年収の壁」は下記のように変わります。

 

【本人にとっての壁】

改正前:103万円

改正後:160万円

 

【扶養内で働くための壁】

<配偶者>

改正前:150万円

改正後:160万円

 

<大学生(19歳以上23歳未満)>

改正前:103万円

改正後:150万円

 

<上記以外>

改正前:103万円

改正後:123万円

 

□■━━━まとめ━━━■□

税制改正によって、「年収の壁」が変更され、

ますます複雑化することとなりました。

 

扶養内で働くパートやアルバイトの方々は、

改正内容を正しく理解し、

「自分がいくらまで働けるのか」を把握しましょう。

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